武士道・帝王学を次代へ伝える教科書づくりに向けた意見交換
Activity Report
武士道・帝王学を次代へ伝える教科書づくりに向けた意見交換
映画『バトル・ロワイアル』で製作総指揮を務めた高野育郎氏と、黄檗売茶流先代家元・中澤弘幸が、武士道と帝王学を現代に生かし、次代へ伝える教科書づくりに向けて意見交換を行いました。

今回の活動
一般社団法人我恩では、武士道と帝王学を現代に生かし、次代を担う人々へ伝える教科書づくりに向けた準備を進めています。
2026年8月24日、映画『バトル・ロワイアル』で製作総指揮を務めた高野育郎氏と、黄檗売茶流先代家元・中澤弘幸が、教科書づくりの方向性について意見を交わしました。
会場は「細胞ヘルス研究所 CELL LABO」。打ち合わせに先立ち、毛細血管の観察やAIによる健康状態の分析などを体験し、身体を見つめる時間から対話が始まりました。
会話の中にあった、生きた知恵
この日の対話は、堅い会議というよりも、人生の思い出や経験が自然に交わされる穏やかな時間でした。けれども、その何気ない言葉の中に、これからの教育を考えるうえで大切な示唆がいくつも含まれていました。
たとえば、「今の教育は、実際のゲームを渡さずに攻略法だけを教えているようなものではないか」という問いです。
知識を先に与えるだけでは、人は本当の意味で考える力を育てにくい。まず自ら体験し、迷い、判断する。その過程を通じて初めて、自分の中に残る学びになるのではないか。会話は、教育のあり方そのものへと広がっていきました。
また、人にはそれぞれ違いがあり、単に横並びにそろえることが平等ではないという視点も共有されました。違いを認めたうえで互いを尊重し、責任を持って共に生きる。その姿勢は、武士道や帝王学が現代に伝えるべき大切な軸の一つです。
活動の背景
我恩が目指す教科書は、形式的な知識を並べるだけのものではありません。
常識や当たり前は、立場や環境が変わればまったく異なるものに見えることがあります。だからこそ、先人の経験や言葉の中に息づく知恵を丁寧にすくい上げ、現代の言葉で伝え直す必要があります。
武士道とは、強さだけではなく、礼、義、誠、克己、責任を含む生き方の姿勢です。帝王学とは、人の上に立つ者だけの特権的な学びではなく、主権者として社会に関わる一人ひとりが、自らを律し、他者を理解し、公共へ責任を持つための学びでもあります。
今後について
我恩では、今回のような対話から生まれる言葉や経験を記録し、武士道・帝王学の教科書づくりへ反映していきます。
知識を覚えるための教材ではなく、人がどう考え、どう生き、どう社会と向き合うかを問い続ける教材へ。先人の経験に宿る日本人の精神性と、人の上に立つ者の心得を、現代そして次代へ手渡す取り組みを進めてまいります。
関連するGAONの活動・プロジェクト
- 講演会・勉強会の開催
- 教育・文化継承活動
- 武士道・帝王学教育施設支援寄付
- 我恩思想の記録保存
高野育郎氏の映画『バトル・ロワイアル』での製作総指揮・エグゼクティブプロデューサー表記は、東映ビデオおよび国立映画アーカイブの作品情報に基づいています。

